N氏からの修理依頼です。
スタンダードG36C、フルノーマル。
ゲーム中にギアが空回りをして、一切発射できなくなったとのこと。
単純に純正パーツ交換ですし、G36Cの場合は分解がとんでもなく簡単なのでいきなりメカボ開帳から。
ピストンのラックギアが見事に削れています。
典型的なピストンクラッシュ。
インナーバレルが汚れていたので、弾づまりで空気の逃げ場が無く、ピストンが最前進出来ないまま次のサイクルに入って破損という、よくあるパターンでしょう。
N氏いわくバレルクリーニングも一度もやっていないとのことなので、これを機に基本的なメンテを覚えていただきましょう。
スパーギアもやられてました。
欠けた歯がメカボ中に飛び散っていたので、洗浄を入念に行いました。
また、スパーギアの細かな破片がベベルギアやセクターギアにも噛みこんでいたので、念のためギアは全て交換しました。
新しいピストンは、組み込む前に2枚目の歯を削り落とし、万が一サイクルに追いつかなかった場合の対策をします。
ラックギア2枚目を無くす対策は、マルイ純正でもハイサイクルモデルに採用されているので安心です。
今回のメニュー
オーバーホール
ピストン交換
ピスクラ対策加工
スパーギア、セクターギア、ベベルギア交換
ピニオン調整
修理料金
部品代 4380円
技術料 2500円
計 6880円