- 大容量USBメモリを複数のパーティションに分ける
- それぞれのパーティションに異なるバージョンのOS X起動ディスクを作成
- バージョンアップもダウンもできるからトラブっても安心
こんにちは!フレッチです。
よく考えればわかるようなことですが、ちょっとした発見をしたのでシェア。
複数バージョンのOS X起動ディスクがひとつのUSBメモリに入ってたら便利だよね
まずは発見に至った経緯から。
先日、知人が何もトラブル対策をせずにOS X Marvericksにバージョンアップをしてしまったらしく。
その結果、知人の仕事上クリティカルでかつ早急なアップデートも見込めないソフトがまともに動かなくなりました。
この時点で私は、MontainLionの起動ディスクに上書きする形でMarvericksの起動ディスクを作ってしまったあとでした。
ダウングレードしなくても何とか動くけど途方もなく効率が悪くなったということで、MountainLionを再インストールすべく別の知人から起動ディスクを借りる手配をしてどうにか収拾の目処を立てました。
私がMountainLionの起動ディスクを消去していなければ、もっとスムーズに解決できたのになぁ、と考えて、今持っているMarvericksの起動ディスクとMountainLionの起動ディスクを一つにまとめられればいいのに、と思ったのが発端です。
起動ディスクが作られるのはメモリそのものではなくてパーティション
当たり前のことですが、データが記録されるのは記憶媒体そのものではなくて、その中に作られたデータ記録用のスペース”パーティション”です。
起動ディスクを作るときには”ディスクユーティリティ”を使います。
その画面を見ていて、パーティションが複数あれば、それぞれに別のバージョンの起動ディスクを入れることができるのではないか?と考えました。
思いついたらやってみる→できた!
ちょうど今日、借りた起動ディスクが届いたので、早速実験してみることに。
借り物に万が一にも誤消去やエラーを発生させるのは許されないので、最初に手持ちのメモリにコピー(ディスクユーティリティで別ドライブに復元)をしてから作業しました。
まずは、容量16GBのUSBドライブを2つのパーティションに切り分けます。
その後、それぞれのパーティションに、MarvericksとMountainLionの起動ディスクを復元しました。
両方の起動ディスクが入っているUSBドライブだけを残してoptionを押しながら起動すると…
やった!起動ドライブ選択画面に、2つの異なるバージョンの起動ディスクが表示されました!
いざという時のための起動ディスクをさらに強化することに成功
あたらしいOSがダウンロード販売のみになったのはLionからでしたっけ。
アップデート後の万が一のトラブルに備えて、自分がアップデートする時には旧バージョンの起動ディスクをスタンバイさせる人も多いと思います。
しかし私のように、自分のMacが無事にアップデートできたことに安心して、旧バージョンを消去して新バージョンの起動ディスクを上書きしてしまうと、今回のように知人がトラブった時に対処できません。
それぞれのバージョンに一個ずつの記憶媒体をあてがうのもいいですが、OSの容量を大幅に超える大容量フラッシュドライブを持っている人はひとつにまとめるのも手ですよ。
これで私は、少なくとも2つのバージョンのトラブルに対応できる起動ディスクを手に入れたことになります。
備えよ常に、ですね!
では、また。