時間の棚卸しの次は、モノの棚卸し。
ということで、気に入って使っているものや出会いを感じたもの、自分が心から手放したくないと思うもの、万が一手放してしまってもまた同じものを購入したいと思っているものを、これから不定期で紹介していこうと思います。
一回目は、文具好きらしく万年筆。
なんだかんだでいつも一軍に必ず入っているLAMY2000万年筆。
1964年にデザインされたので、ちょうど半世紀前ですね。
未だに、にわかにはそれを信じられないくらいにモダンで素敵なデザインだと思います。
深めのヘアライン加工で、キャップをしていると全体の丸みとあいまってまるで木製のような温かみがあります。
一方、キャップを外すとシルバーの首軸とペン先が現れ、キャップをしている時には温かみを感じた曲線が、洗練された流線形を描きます。
ペン先に向かうラインが途切れることなく続いていて精悍です。
実はこのLAMY2000は二本目です。過去に記事にしましたが、最初に買った極細でハズレのペン先に当たってしまい、買い直してからは中字を使っています。
国産の太字くらいの描線になりますが、癖のない丸研ぎで、滑らかな筆記感です。
主に英字を書く場合に多用しています。筆記感も、持った感触やバランスも、なんとも言えず絶妙で、不思議といつも手にしているペンです。
インクはLAMYのブルー、一択です。
以前は他社のインクを入れていたのですが、ピストンの動きがとても渋くなってしまいました。
LAMY純正のインクにはLAMYのペンに合う潤滑成分が入っているようで、純正ブルーに戻しただけですこぶる調子が良くなりました。
それからはずっと純正ブルーしか入れていません。
今では、シンプルなデザインのペンとロイヤルブルーではない純粋な青のインクの組み合わせが気に入っています。
半世紀経っても廃れないデザインの逸品を、常に手元におけるというのは幸せなことです。
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