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自転車のルールについて

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私の住む地域は、公共交通機関が充実していて幹線道路が多く走っているということもあるのでしょうが、日常の生活圏内では自転車で行動する方が多いように感じます。
さらに最近では節電やらなんやらで、以前にもまして自転車が増えていますね。

ちょっと堅苦しい話ですが、本エントリはその自転車の交通ルールとマナーについて書いてみます。

というのも、街を走っているとマナー以前にルールを守っていない自転車が多くて、事故寸前ということも多々ありまして。
ここらで一度、自転車の運転に関わるルールを整理してみたいと思います。

もちろん、違反自転車の多さは、取締のユルさも原因ではあるのでしょう。
そこはこれから事故件数が増えれば警察も黙っているわけにはいかなくなるでしょうから、私は楽観的に考えています。

私が問題にしたいのは、自転車を運転する一般市民の法律に対する意識の低さです。

では、比較的多い違反から考えていきましょう。

運転中に携帯電話の操作、通話

学生さんや、若い人に多いですね。
圧倒的に軽快車(ママチャリ)に乗ってる人です。

運転中の携帯電話の使用については、道路交通法の改正によって明確に交通法規違反となり、自動車に準じる罰則の対象になります。

具体的には、道路交通法第七十一条五の五に、運転しながらの携帯電話の使用はしてはならないと明確に規定されています。
違反した場合は、第百十九条第一項第九号の三、および第百二十条第一項第十一号により、三月以下の懲役又は五万円以下の罰金に処されます。

走行中のイヤホンの使用

イヤホンについては、明確な法律違反では無いのですが、国家公安委員会告示第3号「交通の方法に関する教則」第3章 第2節 2 (11)にやめましょうと明記されています。
万が一にも事故が発生したときには、過失割合が不利になります。
対歩行者で、自転車の注意不足が原因だった場合は10:0で自転車の責任になってしまっても文句は言えません。

自動車の免許を持っている方はご存知でしょうが、免許発行時に聴力の試験があります。
名前を呼ばれたら窓口に向かうだけですが、検査されているんです。
さらに、踏切では窓を開けて安全確認するように指導されますね。
視力だけではなく、聴力も使って安全確認をするのが運転者の義務です。
まあ、視力だけで最善の安全確認ができるなら遮音のヘッドホンでも何でもご自由に。

通行区分違反、信号無視

スポーツ車に案外多いのがこの違反。まあ、軽快車でもかなり多いですけれど。

自転車も左側通行ですし、やむなく歩道を走る場合は歩行者の車道側を「徐行」と、道路交通法に明記されています。
車道を逆走なんてもっての外です。

道路交通法第十七条では、自転車は車両として、原則として車道を走ることとされています。
つまり原則的には、歩道を走った時点で違反なんですね。

但し、第六十三条の四において、特定条件下では歩道を通行することができるとされています。
これがまたヤヤコシイのですが、日本人の多くが”自転車は歩行者寄りの乗り物”という意識の元になっている条文です。
しかしその第二項において、次のように定められています。

普通自転車は、当該歩道の中央から車道寄りの部分(道路標識等により普通自転車が通行すべき部分として指定された部分(以下この項において「普通自転車通行指定部分」という。)があるときは、当該普通自転車通行指定部分)を徐行しなければならず、また、普通自転車の進行が歩行者の通行を妨げることとなるときは、一時停止しなければならない。ただし、普通自転車通行指定部分については、当該普通自転車通行指定部分を通行し、又は通行しようとする歩行者がないときは、歩道の状況に応じた安全な速度と方法で進行することができる。

つまり、車道を走るのが危ない時は歩道を走ってもいいけど、歩行者の邪魔になることはしちゃダメよ!ってことです。
歩行者が邪魔だと感じたら、それは自転車に乗るあなたが歩道にお邪魔しているんですから、一時停止しましょう。
ベルを鳴らして歩行者をどかせるなんて、言語道断です。
この、第六十三項の四第二項に違反した場合、第百二十一条第一項第五号により二万円以下の罰金又は科料に処されます。

また、信号無視や標識表示の無視も多いですね。
停止線は車だけのものではありませんよ!
信号無視に関しては、道路交通法第七条に信号遵守の規定があります。
違反した場合は、第百十九条第一項第一号の二、同条第二項、第百二十一条第一項第一号により、三月以下の懲役又は五万円以下の罰金に処されます。

無灯火

最近は減ってきましたが、危険度で言えばNo.1なのがこれ。

夜道を無灯火で走るなんて、一体何を考えているんだか。
新車で買った時にライトがついていないからと言って、つけなくていいわけじゃありませんよ。

自転車には、きちんと法律によって”前照灯及び尾灯”の装備が義務付けられています。
前照灯とは、読んで字のごとく前を照らす灯りです。

灯火の色などについては道路運送車両法に厳密な規定があり、それに従うことが強制されています。
たとえば、スポーツ車ではよく点滅するライトを前につけている人がいますが、点滅は方向指示器とみなされ、光色も黄色又は橙色と決まっています。

車両等の灯火については道路交通法第五十二条に以下のような規定があります。

車両等は、夜間(日没時から日出時までの時間をいう。以下この条及び第六十三条の九第二項において同じ。)、道路にあるときは、政令で定めるところにより、前照灯、車幅灯、尾灯その他の灯火をつけなければならない。政令で定める場合においては、夜間以外の時間にあつても、同様とする。

はい。
最近は街路灯で夜道が明るいので誤解しがちですが、日没後はどんな場合でも(たとえ十分な視界が確保できていると感じても)、灯火をつけなければいけないのです。
明るいからとか、自転車だから、なんてことは言い訳にはなりません。

これは違反すると、第百二十条第一項第五号により五万円以下の罰金に処せられます。

警察官に咎められなければOK?

結論から言いますと、法律ってそんな甘いもんじゃないですよ。

自転車運転中に上記のような違反をした場合、その場に居合わせたどんな人でも、違反者を逮捕することが出来ます。
特に、携帯電話の使用と信号無視に関しては、懲役刑が定められているので、問答無用で現行犯逮捕できます。

また、上記のその他についても、氏名住所を明らかにしない場合や、逃走のおそれのある場合(声をかけられても降車しない場合など)は、現行犯の逮捕要件を満たします。

私人による現行犯逮捕は、刑事訴訟法に基づく、れっきとした法令行為です。

また、そんな法律は知らなかったとか、言い訳も出来ません。
知っていようがいなかろうが、法律というのは違反したら取り締まられるものです。

自転車に乗る人には、ぜひ自転車に関連する交通法規を学んで頂き、それらを遵守した上での安全運転を心がけていただきたいものです。

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