※この記事は「2010AW フィリップス ヘッドフォンマラソン」に参加し、PHILIPSから提供された商品をレビューするものです。
第三回目のレビュー商品は、ハウジングにソフトシリコンのスリーブをつけて、装着感にこだわったというSHE9750です。
いくら音が良くても、耳殻に擦れて長時間付けているのが辛ければ、イヤホンとしては使い物になりません。
実際、私が新しいイヤホンを買うことに消極的なのはこのあたりの事情もあります。
耳殻に擦れないくらい小さいハウジングでは音に満足できませんし、音質を考えるとハウジングが大きくなりがちです。
そしてハウジングの小ささと音質を両立しているようなモデルは高価でおいそれとは買えません。
私が普段使っているATH-CKM50でも、装着し続けるのは1時間が限界です。
SHE9750のレビュー:所感
上記のようなこともあり、このSHE9750にはけっこう期待していました。
前置きが長くなりましたが、こちらがパッケージ。
当然ですが、ジェルハウジングによる付け心地を前面にアピールしています。
こちらが内容物。
前回のSHE9700と同じく、イヤホンケースが付いてます。
ただ、こちらはSHE9700とは違い、樹脂性のハードケースです。
内部でコードが絡まないように巻き付けてから、ハウジングを固定するようになっています。
本体はコードをバラさないとパッケージから取り出せなかったので、ケースに入れてみました。
実際に装着してみると、宣伝文句どおり、非常に快適です。
耳殻に当たるところはすべてソフトシリコンですから、擦れどころか異物感もほとんどありません。
また、ソフトシリコンが隙間を埋めるようになっているのか、遮音性も非常に高いです。
ハウジング本体はそれなりにサイズがあるので、音質、音圧とも満足のいくレベルです。
音の性格はCKM50と同じような中音域をクリアに出す感じですね。
オーケストラ曲でも、一つ一つの音がきちんと聞こえます。
音質も良く、装着感も非常に良いので、メインに使うイヤホンをCKM50からSHE9750にしようかと本気で考えています。
それと、細かいことですが非常に気に入ったのがこれ。
通常、Y型イヤホンの場合、左右でコードの長さが同じなのでどちらがどちらか分かりづらいのですが、このSHE9750にはちょっとした工夫がされています。
それが、このSHE9750では、左耳用ハウジングの方にドットが付いていて、いちいち表示を見なくてもどちらが左耳用なのか分かるようになっています。
これがかなり便利です。
こういう細かい気配りはニクいですね。
総合的に見て、非常に優秀なイヤホンだと思います。
総合評価
音質:【★★★★★】
個人的には十分満足のいく音質です。
装着感:【★★★★★】
ソフトシリコンの快適性は素晴らしい。
2時間以上つけっぱなしでも全然耳が痛くなりませんでした。
さらにシリコンが耳殻に密着することで遮音性が非常に高いです。
使い勝手:【★★★★☆】
コードの太さも含め、ジャック部や各部の造りがしっかりしています。
左側がわかるドットの利便性は想像以上でした。
一つ前のSHE9700がU字型で非常に使い勝手が良かったので、Y字型の不便さが際立ってしまって1個マイナス。
しっかりしたコードのおかげか、タッチノイズはかなり少ないです。
PHILIPSの公式サイトは↓のバナーからどうぞ。
※この記事は、「2010AW フィリップス ヘッドフォンマラソン」に参加し、メーカー(PHILIPS)より商品提供をうけています。
なお、記事の内容については、あくまでも私の主観で書いております。