このblogを読んで頂いている方には周知のことと思いますが、私はLAMY製品、その中でも特にLAMY2000シリーズを溺愛しております。
片時も肌身離さず、どんなときでも必ずシリーズ中の1本は持っているほどです(笑)
さて、その中でも今まで紹介してこなかった(というか紹介するのを忘れていた^^;)のがこちら。
ペンシルです。
LAMY2000万年筆のどこか暖かみのある雰囲気とは違って、シャープで精悍な印象だと思うのですがどうでしょう。
ペンシルは意外にも細く感じる
曲線で構成されているので気づきにくいですが、持ってみるとグリップ位置では案外細いペンです。
ペンシルの方が細身というか、先端に向けて鋭いデザインなのがわかるかと思います。
二つを並べてみると、4色BPの方がずんぐりむっくりといった感じです。
口金の形を4色ボールペンと比較してみるとわかりやすいかな。
4色BPの方が、丸っこい感じです。
口金と胴軸の堺目の太さに注目してみて下さい。
日本では4色BPが異常なほどの人気らしいですが、個人的にはペンシルのシャープなシルエットの方が好みだったり^^;
しかし、どう見てもこのペンが1960年代にデザインされたというのは信じられませんね。
そのくらいモダンで飽きの来ない、素晴らしいデザインです。
LAMYらしさが光る、機能を持ったデザイン
さて、LAMY2000シリーズといえば、シリーズの中での区別が一目でできるようにデザインされているのも有名ですね。
BPはノック部分がストレートな筒状であるのに対し、ペンシルはノック部分に樹脂が被さっています。
さらに、日本の正規販売ルートには入ってきていませんが、本国で販売されているペンシルは0.7ミリ、日本に正規で入ってきているのは0.5ミリです。
この区別も、ちゃんと考えられています。
私は日本国内で買ったので、ノック部分に”5″の刻印。
0.7ミリのものは”7″と刻印されています。
おそらくLAMY社の社長であるドクターラミーが愛用されているのは0.7ミリの方でしょう。
35年以上もLAMY2000のペンシルを使われているそうです。
なんでも、クリエイティビティを引き出してくれるらしいです。
2000シリーズの原点はペンシルかも知れない
多くのペンシルは、まず万年筆やボールペンがあって、そのおまけみたいな扱いです。
アメリカのC社なんか特に^^;
それに同じドイツでも、P社はあまりペンシルには積極的ではないように思えます。
しかし、LAMY2000に関しては、もしかしたらペンシルが先にあって、後からBPを作ったのかも知れない。
そう思わせるほどに、このペンシルは完成されたデザインです。
最後に、私のLAMY2000三兄弟です。
元々素晴らしいデザインプロダクトなのですが、こうやって揃えてみると全体に統一感があり、しかしそれぞれが確固たる個性を持っていることに気づきます。
無駄が無く、不足もなく、全体の統一感と個々のモデルでの完結性。
いやー、いい眺めですな(笑)